染織作家 田中麻季さんの手掛けた九寸名古屋帯です。上質な紬・御召をはじめとする織りの着物や色無地に合う帯です。すっきりとした配色もポイント、濃い色・薄い色・暖色・寒色とどんな色の着物にも合わせやすいです。
こちらは2022年 第96回国展にて発表・受賞した実作品。田中さんは国展準会員としても推挙され、これからの活躍を期待される染織家の一人です。
「深い森の中・蒼く澄んだ湖・木漏れ日が映りキラキラと光る様をイメージ」これはinstagramで公開された言葉です。経緯の絣で森の緑と水面の混色、そこに浮く光の粒子はグラデーションのある多色の花織で、道屯織で格子をかけて・・と丁寧に描き重ねられた絵画的な趣も見どころの一つだと思います。会場で田中さんにも伺いましたが、アトリエの近くの川の水面に目を留めた時に、その構想ができたそうです。
「実際に着て、締めて、楽しめる」美術的なニュアンスを自身の着姿に取り込めるのは着物ならではの楽しさです。是非、この作品もワードローブの一つとして末永くご愛用いただければ嬉しいです。
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