勝山さと子さんに別注。イタリア・フィレンツェの文様のイメージで創作された名古屋帯を袋帯に再構築。配色や質感、図案の配置までこだわった作品です。
訪問着や付下げといったフォーマルな着物に最高の相性ですが、地の糸を風合い豊かものに変え、また金銀糸の光沢をおさえてあります。そのため、上質な紬や織りの着物にも合う帯に仕上がっています。白をベースにした配色は合わせやすく高級感があります。しなやかな織上がりと、多色使いの華やぎをセンスの良くまとめた大変に完成度の高い作品です。
また、重みの配分にも注意が払われています。名古屋帯をそのまま織ってしまうと、柄が豊かな分、帯が重くなります。そのため、太鼓や前柄といった箇所へ重点的に柄を置く工夫がされています。締めやすい軽さを作りこみにまで目が行き届いた隙の無い帯です。
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勝山さと子さんは西陣織の名門 勝山織物をルーツとする染織作家で、勝山健史さんの妹です。勝山織物の持つ、美しい織物を織り上げるノウハウと、自身のもつ「女性ならではの視点」を融合させて、新しい作品づくりを精力的に行っています。