染織作家 田中麻季さんの手掛けた九寸名古屋帯です。上質な紬・御召をはじめとする織りの着物や色無地に合う帯です。すっきりとした配色もポイント、濃い色・薄い色・暖色・寒色とどんな色の着物にも合わせやすいです。
こちらは2017年 第91回国展にて発表・奨励賞を受賞した実作品。田中さんは現在 国展準会員としても推挙され、これからの活躍を期待される染織家の一人です。
春になり、草の萌えるニュアンスを織りあげた作品です。多色に渡る経絣の緑は上昇していくようなリズムを感じさせます。ふんわりとした優しい雰囲気ですが、吉野織(六枚)で格子を重ね、引き締まった表情も同時に見せています。表現の多彩さ、洒落た配色、大変に完成度の高い作品です。
「実際に着て、締めて、楽しめる」美術的なニュアンスを自身の着姿に取り込めるのは着物ならではの楽しさです。是非、この作品もワードローブの一つとして末永くご愛用いただければ嬉しいです。
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