しけ引き染の小紋です。総柄の小紋ではありますが、色無地に感覚の近い着物です。そのため名古屋帯(染めや織り)はもちろん袋帯も合います。また、羽織や道行といった羽織ものに仕立てても素敵です。弊店の定番としてセレクトする一品です。
手掛けたのは京都でこのしけ引きを専門に手掛ける工房です。手掛けた着物を皇室で御召になった実績も多数、その腕の良さには同業者からも一目おかれる染め屋の一つです。
しけ引きは京友禅の技法のひとつです。そのため、通常は草花の糸目などと兼業するケースが多く、こちらのように専業というのは類を見ません。「線の角度が着尺全てでぴったりと合う」寸分の狂いもない精度はまさに脅威的。現在は先代から仕事を受け継いだ二代目が実直にその技を伝えています。
生地は地紋のうっすらと浮かぶ、シボの控えめなちりめん地です。白生地の名門が手掛けた一反ですが、とろみのある風合いがとても美しく。染め上がりに豊かな表情を生み出しています。
仕立て上がりサイズ・お仕立てやパールトーンのご希望は備考欄にご記載下さい。
特徴として「1点ものの制作」ができます。こちらの作品をもとに、生地、地色や柄にアレンジを加えた別注制作も承ります。その場合はお仕立てを含めると最短でも3か月は必要です。ご希望のお客様はお早めにお声掛け下さい。
店頭で実際にご覧になれます。(要事前予約)コーディネートやお仕立て、アフターケアについての相談はメールやLINEでも承ります。ご検討のお客様はお気軽にお問い合わせください。