商品について
向井詩織さんの手掛けたアジュラック染料によるブロックプリント（木版）の染め帯です。ミロバランによる草木染の上に木版で染料を置き、反応させることで色を得るインド伝統の染織技法です。媒染は鉄とミョウバンです。弊店のリクエストにお答えいただいた別注作品です。
向井さんはインドのアジュラクプールにある染色工房に外国人としては唯一在籍。現地と日本を往復しながら制作をする無二の染色家。日本での制作のため、アジュラックの染料を染料店と独自に開発。日本全国での個展や技法の啓蒙など活躍は留まることを知りません。
また、向井さんのポリシーとして、全ての作品は再制作を行いません。通し番号「No.519」がこの帯には与えられ、世界に一つの創作品となります。
生地は麻。色味や質感が技法との相性も良く、一際に素敵な作品に仕上がりました。
真綿紬、上布や芭蕉布といった、質感の高い洒落着物に特に良く合います。夏紬をはじめ、単衣の着物にも合わせやすい雰囲気です。
お仕立ての詳細とパールトーンのご希望は備考欄にご記載下さい。
参考写真を掲載しましたが、垂れを無地・柄の指定も承ります。
店頭で実際にご覧になれます。（要事前予約）コーディネートやお仕立て、アフターケアについての相談はメールやLINEでも承ります。ご検討のお客様はお気軽にお問い合わせください。
＜作家について＞
向井詩織
1991年 北海道生まれ
世界一周の旅の途中に見た、ブロックプリントに魅せられ美術大学卒業後単身インドへ。カッチ地方・アジュラクプールにあるムスリムの男性だけの工房に、初の外国人ブロックプリンターとして所属。以来、現地と日本を往復しながら制作を続ける。にじみやかすれといった、今まで現地になかった独自のテイストを取り入れ新境地を開く。講演・ワークショップも精力的に行う。
武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科卒
個展
2017年 個展 『西インドの染め場から』（武蔵野美術大学大学 課外センター）
2020年 tracing the roots（東京）
2021年 gallery maruni（兵庫）
fabric camp（神奈川）
ROUND ROBIN（東京）
FAbULOUS（北海道）
nostos books（東京）
hako gallery（東京）
2022年 ROUND ROBIN（東京）
genzai（滋賀）
CALICO（奈良）
受賞・入選
2018年 武蔵野美術大学 卒業制作 優秀作品賞
2019年 三菱菱アート・ゲート・プログラム 入選
池袋アートギャザリング 入選
2020年 播磨工芸美術展併設公募展 入選
第74回 堺市展 教育委員会教育長賞 授賞
国際工芸アワードとやま 入選
2021年 第2回 全国大学選抜染色作品展 優秀賞 受賞
工芸都市高岡2021クラフトコンペ 入選
合同展・染料開発・ワークショップ・講演など多数
千成堂着物店はコーディネートと制作の着物店です。
私たちの目で選び抜いた作家と職人が手掛ける品々を揃え、時には一から制作してご案内しています。
着物を選ぶことは不思議です。新しい自分に気が付き、心動く瞬間が必ずあります。私たちはその出会いをつくるため、日々、旬のコーディネートを考え、提案しています。
アフターケアもお任せください。
上質な着物は値が張ります。ですがあくまでも着るものです。大切な着物や帯を大事に末永く着用するためのお手入れサービスをご用意しております。お直しやサイズ調整、高品質なしみ抜きなども承っています。
お気軽にご予約ください。
お一人おひとりご相談は異なります。丁寧にお話をうかがうため実店舗は完全予約制にて営業しております。もちろんオンラインでもご相談ください。これから始めたい方も大歓迎です。
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