横山恵さんの三才山紬 です。
松本民藝にルーツを持つ横山英一さんが興し、父である俊一郎さんが確固たる風合いを完成させ、いよいよ新たな視点をお嬢様である恵さんが加え、創作した新たなる三才山紬です。
「横山恵」さんの名前での発表としては、記念すべき1作目となります。
元々は「三才山紬の帯」がベースにあり、そこから展開された花織入りの着尺。草木染のみを手掛けた工房としては初の試みとなる、天然以外の染料で発色させた「ブルー」が着尺を完成させています。
地は白よごしと飴色の極細の微塵縞。信州 松本 標高850mの山間にある氏の工房の裏にあり、氏が育て守っている山の周辺で採取した栗、そして山漆を使った草木染によるものです。藁の灰汁でゆっくりと発色させた、透明感のある優しい発色です。
そこに、青の色味が見事なアクセントを加えています。
経糸には絹糸、緯糸は真綿を使い手織で織り上げる布は、結城紬はじめ経緯真綿糸の紬とはまた違った魅力があります。手にした瞬間のふんわりとした柔らかさに合わせて、品の良い光沢感が感じられます。
奥深い染織の魅力と、新しい時代の感性。
さりげなく、あなたに寄り添う、優しい着物。
是非末永くご愛用ください。
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