2003年に惜しまれつつもこの世を去った沖縄染織の巨匠 大城廣四郎さんの立ち上げた工房「大城廣四郎工房」の制作した花織の八寸帯。現代表を務める大城一夫さんが工房を受け継ぎ、精力的に名品を発表し続けています。
大城一夫さんは物心ついた頃には家業でもある織物に関わり、その技を磨いたのち日本工芸会の正会員としても活動をはじめました。沖縄の光に負けない強さを持った染織作品であることはもちろん、洗練された感性が生み出す「格好良くて素敵な」作品たちは高い評価を得ています。
こちらの作品もその印象から外れず、シックな鳶色の地色に花織がきいた作品。しかし、普通に見かける花織の帯に比べてどこかニュアンスを感じさせる作風、それは「草木染(カテキューと福木の表記があります)」を併用しているからだと思います。
草木染めが全て良いとは決して言えませんが、強さを和らげる「ニュアンス」のために使いこなすのはその経験値と感性のの為せる技ではないでしょうか。(合わせやすいです)
シャリ感と品の良い透け感がある織上がりです。夏帯としてはもちろん、カラー芯を入れて単衣帯として仕立てることもお勧めです。
| 商品の詳細
サイズ
幅 35.6cm (通常368cm近辺にお仕立ていたします)
状態
正規品 新品