本場久米島紬、重要無形文化財指定を受ける伝統織物です。中国から最初に紬が伝わったとも言われており、日本国内において最も歴史のある紬ともされています。
こちらはクルサと泥の草木染した糸を、緯糸の浮き沈みの表情を生かし立体的に織り上げた「組織織」。畝織の応用でしょうか、今までには無かった新しい表現の作品です。
チョコレートのような茶色が本当にお洒落な一反です。久米島紬は一部の工程を除き、一人の職人が糸づくりから、絣、織りまでを手掛けます。新城節子さんが手掛けた作品ですが、女性ならではのやさしい感性が生きた作品に仕上がっています。
糸の浮き沈みによる穏やかな艶が、品よく美しい表情を見せてくれます。いわゆるウォームカラーですが、白の帯を合せてすっきりと、または型染の帯を合せて上質なカジュアルにと、帯を選ばず素敵な装いをお楽しみいただけます。
ふんわりと空気を含むような糸がつくる温かみは、色味をさらに表情豊かに魅せ、そして最高の着心地を作ります。着ても楽しい一反です。
伝統に裏打ちされた風合いと美しい色。それを引き立てる制作者の新しい感性。全ての紬好きにお伝えしたい完成度の高い作品です。是非ご愛用ください。
真綿の紬のため、基本的には単衣よりも袷がお勧めです。
ご購入後のクリーニング・しみ抜き・洗い張りなど、ご購入後のアフターケアは全国対応。ご試着やコーディネートのご相談もお申し付けください。
※「絣糸をつかっていない」ため、重要無形文化財の指定は受けておりません。
| サイズ
着尺 反物 幅 38.5cm (裄70cm弱位まで可能です)
| 状態
新品